ゆっくりと生長する秋冬野菜の中で、ひときわ存在感を放ってグングン生長しているお野菜があります。
葉物野菜が保温用のネットをかけ始めている傍ら、ぐんぐんと生長し大きな葉をどんどん広げています。
その高さ、ゆうに50㎝を超えています。
そのお野菜とは、スティックタイプの珍しい野菜・・・
『茎ブロッコリー(スティックセニョール)』です。
秋に苗を植え付けた時に比べて、だいぶ様変わりしてきて、そろそろ一番最初の収穫が始まってきているのではないでしょうか?
一般的なブロッコリーと違い、茎ブロッコリーの収穫の仕方は少し特殊で、どこをどう収穫したらよいのか迷われるかと思います。
そこで、今回は茎ブロッコリーの収穫と簡単なお世話の仕方について紹介します。
また末尾で、続々登場する新種のブロッコリーの紹介をします!
まだあまり知られていない珍しいものばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
茎ブロッコリーはある程度の大きさに生長すると、株の中心部分に①頂花蕾(ちょうからい)という小さなブロッコリー(つぼみ)をつけます。
この頂花蕾が500円玉くらいのサイズになったらハサミなどでカットします。
この時、切り口が斜めになるようにして切ってあげると、雨が降った時などに、切り口に水がたまることがなく、病気になる原因を防ぐことができます。
(※垂直に切ってしまってもかまいません)
頂花蕾を収穫するのが遅れてしまうと、どんどん大きくなり、次の収穫ができなくなってしまうので、早めに収穫しましょう。
引用元:https://www.ei-publishing.co.jp/wp/wp-contenthttps://agrimedia-sharebatake.s3.amazonaws.com/uploads/2016/01/20160118_02.jpg
1~2週間すると頂花蕾の切り口の横からわき芽が生長して、側花蕾というスティック状のブロッコリーがどんどん出てくるので、これを上から10~20㎝くらいのところで茎ごとカットして収穫します。
この側花蕾が茎ブロッコリーのメインになるところです。
側花蕾も、ある程度大きくなるとキュッとしまっていたブロッコリーの実(つぼみ)がバラバラと開いてきて、せっかくの味が落ちてしまい、ゆくゆくは花が咲いてしまいます。
そのため側花蕾も500円玉くらいのサイズになったら早めに収穫するようにします。
ブロッコリーの収穫が始まったら、様子をみて追肥をしてあげます。
目安としては2~3週間に1回行います。
(※追肥の頻度は様子を見て調整してください。追肥の量は畑の掲示またはアドバイザーに聞いてください。)
また、株が大きくなると、風にあおられて、株ごと倒れてしまうことがあるので90㎝の支柱を立ててあげて、麻ひもなどで固定してあげましょう。
引用元:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/02/ab5f81b9666b24817e849bde3b2de48c.jpg
さて、それでは、新種のブロッコリーたちを紹介していきます!
正確には、ブロッコリーと他のアブラナ科お野菜の掛け合わせの新種のお野菜たちです。
そもそも、これまで紹介した茎ブロッコリー、最近でこそ徐々にスーパーでも見かけるようになってきましたが、まだまだ珍しいお野菜かと思います。
その形からブロッコリーのスティックタイプなどと言われていますが、厳密には少し違います。
実は、茎ブロッコリーはブロッコリーとカイランという中国野菜をかけ合わせて品種改良されたお野菜です。
ブロッコリーは中心部分の花蕾を食べるのに対して、先にも紹介した通り、茎ブロッコリーは主にわき芽を伸ばして茎ごと食べるように改良されています。
このように、ブロッコリーと他のお野菜を掛け合わせて作られたお野菜で、ブロッコリーと中国のサイシンをかけ合わせた「はなっこりー」やブロッコリーとケールをかけ合わせた「アレッタ」など、スティック状ブロッコリーの新品種が増えてきています!
引用元:https://www.eatsmart.jp/image/food/00/00/06/391137.jpg http://livedoor.blogimg.jp/kunikoyasai/imgs/f/1/f19c2134.jpg
この背景にはアブラナ科のお野菜どうしが交雑しやすいという特徴があるためだと言われています。(一部例外はありますが)
また、ブロッコリーの突然変異で出来たといわれるカリフラワーですが、そのカリフラワーを品種改良してスティック状にした「カリフローレ」という野菜も最近になって登場してきています。
http://www.tsukioka-seika.com/vegetable/assets_c/2013/05/DSC00224-thumb-700xauto-468.jpg
どの野菜もそれぞれ違った特徴があり、食味のよいものばかりです。
いかがでしょうか、おそらくまだあまり聞いた事の無い名前が多かったのではないでしょうか?
茎ブロッコリーは、きちんとお世話してあげれば2月まで長い期間栽培が可能な野菜です。
冬に入り、外に出るのが億劫になるかもしれませんが、茎ブロッコリーがおいしいうちにぜひ収穫しに来てください!
また、今年の植付け時期は過ぎてしまいましたが、来年は上で紹介したような新品種のスティック野菜の栽培にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
参考文献
・「はじめての西洋野菜の手帳」(メディパル)
葉物野菜が保温用のネットをかけ始めている傍ら、ぐんぐんと生長し大きな葉をどんどん広げています。
その高さ、ゆうに50㎝を超えています。
そのお野菜とは、スティックタイプの珍しい野菜・・・
『茎ブロッコリー(スティックセニョール)』です。
秋に苗を植え付けた時に比べて、だいぶ様変わりしてきて、そろそろ一番最初の収穫が始まってきているのではないでしょうか?
一般的なブロッコリーと違い、茎ブロッコリーの収穫の仕方は少し特殊で、どこをどう収穫したらよいのか迷われるかと思います。
そこで、今回は茎ブロッコリーの収穫と簡単なお世話の仕方について紹介します。
また末尾で、続々登場する新種のブロッコリーの紹介をします!
まだあまり知られていない珍しいものばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
頂花蕾(ちょうからい)はなるべく早く収穫する!
茎ブロッコリーはある程度の大きさに生長すると、株の中心部分に①頂花蕾(ちょうからい)という小さなブロッコリー(つぼみ)をつけます。
この頂花蕾が500円玉くらいのサイズになったらハサミなどでカットします。
この時、切り口が斜めになるようにして切ってあげると、雨が降った時などに、切り口に水がたまることがなく、病気になる原因を防ぐことができます。
(※垂直に切ってしまってもかまいません)
頂花蕾を収穫するのが遅れてしまうと、どんどん大きくなり、次の収穫ができなくなってしまうので、早めに収穫しましょう。
引用元:https://www.ei-publishing.co.jp/wp/wp-contenthttps://agrimedia-sharebatake.s3.amazonaws.com/uploads/2016/01/20160118_02.jpg
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側花蕾(そくからい)をどんどん収穫する!
1~2週間すると頂花蕾の切り口の横からわき芽が生長して、側花蕾というスティック状のブロッコリーがどんどん出てくるので、これを上から10~20㎝くらいのところで茎ごとカットして収穫します。
この側花蕾が茎ブロッコリーのメインになるところです。
側花蕾も、ある程度大きくなるとキュッとしまっていたブロッコリーの実(つぼみ)がバラバラと開いてきて、せっかくの味が落ちてしまい、ゆくゆくは花が咲いてしまいます。
そのため側花蕾も500円玉くらいのサイズになったら早めに収穫するようにします。
ブロッコリーの今後のお世話について
ブロッコリーの収穫が始まったら、様子をみて追肥をしてあげます。
目安としては2~3週間に1回行います。
(※追肥の頻度は様子を見て調整してください。追肥の量は畑の掲示またはアドバイザーに聞いてください。)
また、株が大きくなると、風にあおられて、株ごと倒れてしまうことがあるので90㎝の支柱を立ててあげて、麻ひもなどで固定してあげましょう。
引用元:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/02/ab5f81b9666b24817e849bde3b2de48c.jpg
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次々と現れる新種のブロッコリー
さて、それでは、新種のブロッコリーたちを紹介していきます!
正確には、ブロッコリーと他のアブラナ科お野菜の掛け合わせの新種のお野菜たちです。
そもそも、これまで紹介した茎ブロッコリー、最近でこそ徐々にスーパーでも見かけるようになってきましたが、まだまだ珍しいお野菜かと思います。
その形からブロッコリーのスティックタイプなどと言われていますが、厳密には少し違います。
実は、茎ブロッコリーはブロッコリーとカイランという中国野菜をかけ合わせて品種改良されたお野菜です。
ブロッコリーは中心部分の花蕾を食べるのに対して、先にも紹介した通り、茎ブロッコリーは主にわき芽を伸ばして茎ごと食べるように改良されています。
このように、ブロッコリーと他のお野菜を掛け合わせて作られたお野菜で、ブロッコリーと中国のサイシンをかけ合わせた「はなっこりー」やブロッコリーとケールをかけ合わせた「アレッタ」など、スティック状ブロッコリーの新品種が増えてきています!
引用元:https://www.eatsmart.jp/image/food/00/00/06/391137.jpg http://livedoor.blogimg.jp/kunikoyasai/imgs/f/1/f19c2134.jpg
この背景にはアブラナ科のお野菜どうしが交雑しやすいという特徴があるためだと言われています。(一部例外はありますが)
また、ブロッコリーの突然変異で出来たといわれるカリフラワーですが、そのカリフラワーを品種改良してスティック状にした「カリフローレ」という野菜も最近になって登場してきています。
http://www.tsukioka-seika.com/vegetable/assets_c/2013/05/DSC00224-thumb-700xauto-468.jpg
どの野菜もそれぞれ違った特徴があり、食味のよいものばかりです。
いかがでしょうか、おそらくまだあまり聞いた事の無い名前が多かったのではないでしょうか?
茎ブロッコリーは、きちんとお世話してあげれば2月まで長い期間栽培が可能な野菜です。
冬に入り、外に出るのが億劫になるかもしれませんが、茎ブロッコリーがおいしいうちにぜひ収穫しに来てください!
また、今年の植付け時期は過ぎてしまいましたが、来年は上で紹介したような新品種のスティック野菜の栽培にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
参考文献
・「はじめての西洋野菜の手帳」(メディパル)
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