愛知県のシェア畑は、名古屋市千種区にある「星が丘テラス」の立体駐車場の屋上階に農園があります（2023年3月現在）。
農園には、種・苗、肥料、農具、水道が完備されており、経験豊富なアドバイザーも勤務しているので、初心者の方でも手軽に野菜作りをスタートさせることができます。
一方、自治体等が管理する「愛知県の市民農園」は312農園で、そのうち給排水施設があるのは142農園、農機具収容施設があるのは68農園、指導員の設置があるのは農園は1農園、堆肥場があるのは9農園、農作業講習施設があるのは2農園という状況でした（農林水産省 全国市民農園リスト（日帰り型）※2020年3月末時点より）。
市民農園の場合、種・苗、肥料、農具等、すべて「自分で準備」が基本です。そのため初心者の方には少し難易度が高いかもしれません。貸し農園にもさまざまな種類がありますので参考情報としてご活用ください。

※1：市民農園開設状況調査の結果について（令和５年３月末時点）
※2：市民農園

愛知県にはおよそ50~70個の多彩な観光農園があり、四季折々の収穫体験や家族向けのアクティビティが楽しめます。

名古屋市を中心とした愛知県は、交通網が発達しており、県内外からのアクセスが非常に便利です。特に、名古屋市からの短時間で訪れることができる観光農園が多く、日帰り旅行に最適です。

比較的温暖な気候を生かしたぶどうやみかんなどの果樹や、サステナブルな暮らしを提案するような観光農園があります。

■愛知県内にある観光農園の例

・渥美どろんこ村

・山銀ぶどう園

・三国観光農園

・お陽様農園

愛知県では、あいちの豊富な農林水産物を食べて、知っていただくため、県産農林水産物の販売や利用に力を入れている店舗（販売店・飲食店）を「いいともあいち推進店」として登録しています。
「いいともあいち運動」は県民の方々に愛知県の農林水産業の応援団になってもらい、消費者と生産者が一緒になって愛知県の農林水産業を支えていこうという「運動」です。
愛知県内ではこのように県が一体となって、生産者と地域の皆さんの交流の機会が多くあります。地域の採れたての野菜を味わい、次は自分の手で育ててみてはいかがでしょうか。
また、愛知県は古くから交通の要衝でもあったため、経済的・文化的発展とともに全国各地からさまざまな野菜や種が集まり、野菜づくりが盛んに行われてきました。これらの古くから栽培されてきた野菜を歴史的・文化的遺産として捉えるだけでなく、再び身近な野菜として利用されるよう「あいちの伝統野菜」として認定を行っています。
「あいちの伝統野菜」には、宮重大根（みやしげだいこん）、八事五寸人参（やごとごすんにんじん）、八名丸さといも（やなまるさといも）等の野菜が、35品種登録されています（2023年2月現在）。
シェア畑では種をご持参いただければ、地元の伝統野菜の栽培が可能です。あいちの伝統野菜づくりを楽しんでみてください！