ベランダ菜園でもできる！家庭菜園でニンニクを育てる方法

シェア畑ライターの吉田です。

今回から、より多くの方に野菜づくりの楽しさを知っていただくため、ベランダやプランター栽培も含めて、野菜づくりに役立つ情報をお届けしていきたいと思います！

さて、第1回目の今回は、お肉料理にもお魚料理にも相性抜群のニンニクです！
いろんな料理に使えてなじみ深いニンニクですが、家庭菜園で栽培した経験がある人は少ないのでは・・・？

冷蔵庫に1個あれば長もちする上に、真っ直ぐ育つので、家庭菜園という限られたスペースで栽培するのにはまさにうってつけの植物なんです！

今回は、そんなニンニクの育て方をご紹介します。

そもそもニンニクって？

なじみ深くよく知ってるつもりのニンニク。
そんなニンニクはユリ科のアリウム属でネギの仲間です。

縄文時代から、日本では葉ネギや浅葱などが栽培されており、それらはまとめて蒜（ひる）と呼ばれていました。
それらの栽培種と区別するために、ニンニクは大蒜（おおびる）と呼ばれており、野生の小型アリウムは野蒜（のびる）と呼ばれてきました。

日本では六片ニンニクが有名ですが、隣国である中国ではあまり見慣れない一片ニンニクという品種が主流です。

一片にんにく

※引用元：『ニンニク栽培.com』http://xn--pckvca3n111r2nu.com
※分球しないニンニクでミニタマネギのような形状のニンニク

根は草丈と同じほどに伸び、花は他のネギと同じくネギ坊主状です。

ニンニクの家庭菜園0

※引用元：『野菜と果樹の育て方｜初心者も簡単栽培』http://yasai-sodatu.net/article/50318246.html

育て方について

育て方は、1本であれば6号ポットでも十分育ちます。

意外と根が深く伸びるのでポットの幅よりも深さが大切です。
並べて植える場合でも、深ささえあれば、なんと間隔6センチ程度の密植でも上手く育つんですよ。

また、ニンニクを育てる上で最も大切なことは、土のphがアルカリ性になっていることで、酸性ではうまく育ちません。。。

にんにくの家庭菜園3

※引用元：『Your local gardening exparts 』http://www.aboutthegarden.com.au

スーパーで買ってきた市販のニンニクの鱗片を土に挿せば、根が生えてやがて芽吹きます。
これならとっても手軽ですね！

もちろん種子から育てることも可能で、種子から育てる場合は、深植えせず1センチほど覆土して、明るい日陰に置いておきます。

幼苗は強すぎる光に弱いので、葉の太さが3ミリ程度になるまでは明るい日陰で栽培します。

肥料はある程度分解が甘くても十分育ちますが、できるだけ分解された有機肥料を使用すると根が痛みません。
ネギ科専用肥料もありますが、作用が強く量を間違えると逆効果なため、初心者はイチゴ用に開発されたペレット型の有機肥料を利用すると簡単です。

栽培に向いてるニンニクの品種って？

日本でよくイメージされるニンニクは六片ニンニクで、六片ニンニクは味も香りもすこぶる良いのですが、青森など涼しい地方の栽培に向いており日本の多くの地域では上手く育ちません。。。

ですので、初心者が栽培するなら南方系の紫ニンニク系統を栽培するのが簡単です。

紫ニンニクではスペインのモラード種が有名で日本のスーパーでも手に入りますが、同じ紫ニンニクの仲間でも沖縄の島ニンニクは、病気に強く味も香りも強烈なのでおすすめです！

最高級品種にフランスのピンクガーリックというものもありますので、高級志向の方は栽培してみるとおもしろいと思いますよ～(^O^)／

にんにくの家庭菜園2