朝晩と冷え込む日が多くなってきました。
畑の作業も日中の暖かい時間に出向く方が多くいらっしゃると思います。
ただ、秋とはいえ日によっては日差しが強くポカポカした陽気であったり、暖かくも空気が乾燥していると思います。
そんな中、そろそろ9月に種をまいた葉物野菜が大きく育ち収穫の時期を迎えているのではないでしょうか?
いざ収穫したのはいいものの、農作業が終わるまで置いておいたり、家に持って帰って、気づいたら、葉っぱがシワシワにしおれていたなんてことがあると思います。
そこで、今回はしわしわになってしまった葉物野菜をシャキッと復活させるワザをご紹介したいと思います。
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
しおれてしまった葉物野菜を、50度前後(48~52度)に調整したお湯に1~3分ほど浸して軽く振り洗いします。(ゴシゴシもみ洗いしない)
これが「50度洗い」です。
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
すると、徐々に葉がみずみずしくピンっと張ってきます。また、お湯で洗うことで土や汚れ、見た目にはわからなかった小さな虫なども水面に浮いてきます。さらにアクやエグミなんかも取れてしまうそうです。
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
この野菜がピンっと復活する現象は「ヒートショック(熱ショック)」といわれるもので、「50度洗い」をする(ショックを与える)ことで、葉の細胞が刺激されて自分の身を守るようにスイッチが入るからではないかと言われています。
そうすることで、しおれていた葉はこれ以上、やられまいと表面から水をたくさん吸い込んで葉をシャキッと復活させるのだそうです。(葉物以外の果菜類や根菜にも応用できます。)
また、このヒートショックは野菜を植え付ける際の苗や種の段階でも研究されており、50度のお湯を種まきの数日後の畑にまいたり、植え付けた幼苗に直にかけたりすることで細胞が活性化され、病害虫に対する抵抗力上がるスイッチが入り、普通に植えた野菜より格段に強くなると言われています。
その他、ヒートショックは人間にも応用されており、週に1~2回、40~42度のお湯に浸かることで、細胞が活性化されてシミやシワの原因になるメラニンの生成を抑制したり、代謝や血行促進(冷え予防)にもつながるそうで、最近ではヒートショックが健康法として広まっているそうです。
「50度洗い」を活用することで、お肉やお魚も美味しく食べることができます。
表面に付着している酸化した油などは、生臭さや傷みの原因になりますが、それらが落ちるのでふっくらした食感とさっぱりとした旨味を引き出すことができると言われています。
いかがでしょうか?様々な分野で活用される「50度洗い」。ぜひお野菜の調理前に試してみてください。またこれからどんどん寒くなる季節、ヒートショックを活用して元気に畑作業もして頂ければと思います。そして収穫したお野菜はお鍋にして皆さんで囲んでみてはいかがでしょうか?
参考文献
・「農家が教える 野菜の収穫・保存・料理」(西東社)
・「図解でよくわかる病害虫のきほん」有江力(誠文堂新光社)
・「野菜だより 2016 5月号初夏号」(Gakken)
・「野菜ばたけ2016初夏号」(家の光協会)
畑の作業も日中の暖かい時間に出向く方が多くいらっしゃると思います。
ただ、秋とはいえ日によっては日差しが強くポカポカした陽気であったり、暖かくも空気が乾燥していると思います。
そんな中、そろそろ9月に種をまいた葉物野菜が大きく育ち収穫の時期を迎えているのではないでしょうか?
いざ収穫したのはいいものの、農作業が終わるまで置いておいたり、家に持って帰って、気づいたら、葉っぱがシワシワにしおれていたなんてことがあると思います。
そこで、今回はしわしわになってしまった葉物野菜をシャキッと復活させるワザをご紹介したいと思います。
熱めのお湯で野菜にショックを与える
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
しおれてしまった葉物野菜を、50度前後(48~52度)に調整したお湯に1~3分ほど浸して軽く振り洗いします。(ゴシゴシもみ洗いしない)
これが「50度洗い」です。
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
すると、徐々に葉がみずみずしくピンっと張ってきます。また、お湯で洗うことで土や汚れ、見た目にはわからなかった小さな虫なども水面に浮いてきます。さらにアクやエグミなんかも取れてしまうそうです。
※引用元:『野菜だより 2016 5月号初夏号 』(Gakken)http://yasaidayori.jp/back-number/576.html
この野菜がピンっと復活する現象は「ヒートショック(熱ショック)」といわれるもので、「50度洗い」をする(ショックを与える)ことで、葉の細胞が刺激されて自分の身を守るようにスイッチが入るからではないかと言われています。
そうすることで、しおれていた葉はこれ以上、やられまいと表面から水をたくさん吸い込んで葉をシャキッと復活させるのだそうです。(葉物以外の果菜類や根菜にも応用できます。)
害虫防除にもヒートショック
また、このヒートショックは野菜を植え付ける際の苗や種の段階でも研究されており、50度のお湯を種まきの数日後の畑にまいたり、植え付けた幼苗に直にかけたりすることで細胞が活性化され、病害虫に対する抵抗力上がるスイッチが入り、普通に植えた野菜より格段に強くなると言われています。
さらに人にもヒートショック
その他、ヒートショックは人間にも応用されており、週に1~2回、40~42度のお湯に浸かることで、細胞が活性化されてシミやシワの原因になるメラニンの生成を抑制したり、代謝や血行促進(冷え予防)にもつながるそうで、最近ではヒートショックが健康法として広まっているそうです。
お肉やお魚にも50度洗い
「50度洗い」を活用することで、お肉やお魚も美味しく食べることができます。
表面に付着している酸化した油などは、生臭さや傷みの原因になりますが、それらが落ちるのでふっくらした食感とさっぱりとした旨味を引き出すことができると言われています。
いかがでしょうか?様々な分野で活用される「50度洗い」。ぜひお野菜の調理前に試してみてください。またこれからどんどん寒くなる季節、ヒートショックを活用して元気に畑作業もして頂ければと思います。そして収穫したお野菜はお鍋にして皆さんで囲んでみてはいかがでしょうか?
参考文献
・「農家が教える 野菜の収穫・保存・料理」(西東社)
・「図解でよくわかる病害虫のきほん」有江力(誠文堂新光社)
・「野菜だより 2016 5月号初夏号」(Gakken)
・「野菜ばたけ2016初夏号」(家の光協会)
★「シェア畑」では誰でも気軽に農業と触れることができます
菜園アドバイザーのサポートが付いているので、安心して畑での野菜作りを楽しめます。自然の力を利用した無農薬・無化学肥料の野菜作りを体験してみませんか。
近くのシェア畑を見てみる>>