埼玉県のシェア畑は、さいたま市に5農園、そのほかの地域に6農園、計11農園あります（2022年1月現在）。
農園には、種・苗、肥料、農具、水道が完備されており、経験豊富なアドバイザーも勤務しているので、初心者の方でも手軽に野菜作りをスタートさせることができます。
一方、自治体等が管理する「埼玉県の市民農園」は197農園で、そのうち給排水施設があるのは66農園、農機具収容施設があるのは62農園、指導員の設置があるのは農園は50農園、堆肥場があるのは28農園、農作業講習施設があるのは17農園という状況でした（農林水産省 全国市民農園リスト（日帰り型）※2020年3月末時点より）。
市民農園の場合、種・苗、肥料、農具等、すべて「自分で準備」が基本です。そのため初心者の方には少し難易度が高いかもしれません。貸し農園にもさまざまな種類がありますので参考情報としてご活用ください。

※1：市民農園開設状況調査の結果について（令和５年３月末時点）
※2：市民農園

埼玉県の観光農園は、都市近郊で四季折々の収穫体験が楽しめる人気スポットです。春にはイチゴ、夏にはブルーベリー、秋には梨やさつまいも、冬にはみかんと、年間を通じて多彩な農作物の収穫を体験でき、都心からのアクセスも良好なので、日帰りでのレジャーに最適です。

多くの農園では、動物ふれあいやピクニックエリアなど、家族全員が楽しめるアクティビティが充実されています。さらに、新鮮な農産物の直売所も併設されており、地元の特産品や加工品を手に入れることができます。教育プログラムも豊富で、子供たちが自然や農業について学ぶ貴重な機会が提供されています。

■埼玉県内にある観光農園の例

・ぼくらの農園

・いちご工房

・アンジェリカ農園

・深井農園

・和銅農園

・熊谷いちご園

埼玉県内では多くの産地直売所があることが特徴的です。毎週埼玉県内２０か所以上で朝市、夕市が定期的に行われています。朝霞市では毎月第一日曜日に市役所で朝市が開催されています。新座市では毎月第二第三水曜日に市役所でファーマーズマーケットが開催されているようです。埼玉県内ではこのように市役所が一体となって、生産者と地域の皆さんの交流の機会が多くあります。実際、シェア畑の利用者さんも直売所に行き、地域野菜の情報を耳にする方も多いみたいです。地域の採れたての野菜を味わい、次は自分の手で育ててみてはいかがでしょうか。